マイナー車種好きの悲哀
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WTMのT-34
WTM(ワールドタンクミュージアム)第1弾のT-34-85を初めて見た時の感動は未だに忘れられません
1⁄144と言う大きさの為、省略個所は確かにあるのですが、型式・工場・生産時期で特徴が色々変わるT-34なのに、本当に見ただけで44年型のウラル戦車工場製造の45年生産分だと判る、微細なディテールが再現されていました
そしてWTM第3弾、待望のT-34-76 41年戦時簡易型の発売です
85の素晴らしさが頭にあるもんですから、どれくらい特徴が再現されているか、ワクワクしながら買いました
いくつかの箱を開け、初めて出てきたT-34-76を手に取ってしげしげと眺め回した後、「T-34ショック」で、しばし呆然としたものです
自分にはフェンダーを丸くしたT-34-85の台車に、レプリカの76用砲塔を積んだ映画撮影用の戦車に見えたのでした
何故だぁぁぁ〜
模型誌に載ったお話などをまとめて見ると
・原型は76が先で85が後に作られた
・85は砲塔だけ変えれば良いと言われたが、いくらなんでもあんまりなので台車も新しく作った
・85の原型製作時に、外部の団体が考証に一役買った
だそうです
ネットで原型の画像を見た事があるんですが、砲身や車体機銃小防盾、更に牽引用シャックル等、綺麗に作られていました
このあたりが量産品で今一つなのは、金型に置き換える時に再現性を切り捨てたという事
まぁWTMも商売ですから、コストを考えなければいけません
250円と言う単価はありがたいくらいだし、小さいのに精密に作ってあります
でも、T-34-76に想い入れや愛着を持って欲しかった…
ここにマイナー車種好きの悲哀があります
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